東風ステークス 分析


こんにちは。こちです。
こちが東風ステークスの分析をしていきたいと思います。
どんだけ忙しくても絶対に記事を上げなければいけないときがある。
それが東風ステークスのときです。実質G1なので。

まずは東風ステークスのコースのおさらいから。
通称おにぎりクソコースで名高い中山1600mでの開催。


このコースと言えばポケット地点からスタートすること、ペースが速くなる2ハロン目にコーナーに入ることで外枠の先行馬はポジションを取ることが大変なこともあって内枠優位になりやすい。


また下って最後上がるというコース形態から上がりが34秒台のそれなりにかかる消耗戦になりやすいことも留意しておきたい。

これを踏まえながらまずは隊列、展開予想をする。

隊列の方ではこれかな?と思える逃げ馬がアナゴサンぐらいで他に先行馬っぽいのはタシット、ショウナンマグマ、ディオスバリエンテぐらいか。

これに距離延長組のダディーズビビットが少し前目に付けるかなといった感じ。

展開の話をするとアナゴサン自体は緩めの逃げを打つことの方が多い馬で、細かく言うと大体入り34.5ぐらい、1000m通過が57秒台後半、最後33秒台後半でまとめて1:32秒ちょいぐらいでまとめることができそうな馬を探したい。
(それが分かれば苦労しない定期)

ただ狙いたい馬としては馬場も時計そこそこのフラット気味なこと、アナゴサンの緩い逃げで馬群が詰まってくることを考えると差し勢を狙っていきたい。

コース形態と展開を考えると少しかみ合わせがおかしなことになっているのが少し難しいかなという感じ。

これを踏まえながら全頭診断行くぞー。

1.サイルーン
前走は久しぶりが効いたのかいいところなし。
エプソムカップ4着を考えると最大出力はもっと高いところにあるので流石に度外視可能であろう。

前々走の勝ちは先ほど記載したようなペースが緩んだことによって馬群を詰めることができて、そこからメンバー中上位の差し脚を使って抜いていくパターン。

このことからアナゴサンが打ちそうなスローの逃げに適性がありそうでルメールで人気になるとは言え馬券からは外しにくいという立ち位置。
なんならこれが本命候補まである。

2.アナゴサン
単騎濃厚です。自由がめちゃくちゃ効いてます。
買わない理由はなさそう。

ただ単体性能は低い方で緩く逃げれた場合か少し締まったペースの番手のときしか出力を出せていないのでできれば人気薄で買いたい。

馬柱的に人気薄で買わせてくれるよね…?

ちなみに締まったペースで逃げるパターンはあんまりやっていないみたいなのでやらないで欲しい。前提が崩れるので。

3.ダディーズビビット
ジリジリと脚を使うタイプなので、近走は速い脚を使った馬が優位だったりそもそも出力が足りないレースを使わされたり、ポジションが取れなさそうなレースばかりで度外視多めで良さそうな感じはする。

その中今回のレース舞台、先行馬が少ないこと、内枠を引けたことはとても大きい。

しかし予想している展開的には少し向いていない。

抑えで買うかで悩むぐらいに落ち着きそう。ポツンされる可能性もあるし。

4.マルディランダ
一番高そうな出力が前々走のオーロカップであるが、このレースのメンバーはシュトラウス以外やや低調なメンバーに恵まれた感がある。

前走の内溜めからあまりロスなく外に出せたが伸びきれなかったこと、他のレースも似た感じってことを考えると他の差し馬の方が台頭しそうな感じはある。

5.オニャンコポン
キレそうな見た目をしているがとにかく早い脚が使えない。

前走のオーロカップの伸び方は正直ちょっとなあと思った。

コース適性はありそうであるが、展開は向かなさそうなダディーズビビットと一緒な感じ。
まあ斤量を考えたらこっちの方がほんの少しだけ上か…?

6.タシット
前走の3馬身差勝利は見事であったが今回想定しているペースよりさらにスローであったことやそれ以前のレースを見ると時計面も詰める必要がありそうに見える。

世にいう危険な人気馬扱いして思い切って切るのもありかなと思っている。

7.キープカルム
出力は近二走を見ると足りてそうであるが、あと一歩が遠い。

前々走みたいにスローの馬を捕まえることができないなどのカチッとハマった馬に足元を掬われる可能性が普通にありそうに見える。

ちなみに前走は1、2着には普通に力負け。3着のノーブルロジャーと同レベルで、ノーブルロジャーも強いかと言われると反応に少し困る。
こう考えるとやはり少し足りなく感じる。

馬券から外せと言われたら難しいけど頭来られたらしゃーないとは思える。

8.ブランデーロック
これに勝たれたら泡吹いて倒れます。
別定戦だし、流石にきついことにしていいよね…?

9.ジョウショーホープ
オープンに上がった近三走は馬場や展開に泣かされた感が少しあるとは言えやや負けすぎ感があるので拾うのは難しいかな…。

紐で抑えるのは簡単だけど、本命にするにはあまりにも根拠が弱いタイプ。
買わなくていいかなあ。

10.グレイイングリーン
前走は力負け、前々走は謎の砂遊びで度外視可能。
本来の力はそれ以前であり、7走前の阪神カップの出力を考えると能力最上位まで見えてくる。

タイプ的にバテ差しタイプかと思いきや4走前の安土城ステークスの脚、レースを見るとスローから高速の上がりを出すパターンも大丈夫そう。

このときの逃げ馬が実は今回の逃げ馬候補筆頭のアナゴサンである。
また去年の東風ステークスでも上がり最速を使っての5着。

負けた相手もディオ、ノースザワールド、ホウオウビスケッツ、シルトホルンと考えると今年の前にいそうな馬よりは確実に強い。
けっこう熱いかもしれない。

11.ビーアストニッシド
こっちが逃げるかもしれないがテンが速くない。
押して押して前に行くタイプなので、最初の方に書いた外枠の馬が先行するのに脚を使ってしまうパターンになることが想像が付く。
流石に買いにくいかなあ。

12.ディオスバリエンテ
前走中山金杯はレベルが高かったことにして言い訳するにしても3勝クラスを勝ち上がったときもスローの展開を逃げ馬を交わすだけの絶好位にいただけ感があるので高い評価はいらない。
大外だしこれも買いにくいかなあ。

22時時点のオッズをチラッと見るとグレイイングリーンブービー人気で草。
ほんまにええんか?我やっちゃうぞ~?ってことでちょっとわくわくしながら馬券を考えるとします。
(アナゴサンがちゃんと人気しているの世の中の厳しさを感じる)

以上明日の東風ステークスの雑感を終わりにさせていただきます。
また次のG1更新できればと思います。
明日も競馬を楽しみましょう。