こんにちは、こちです。
こちが皐月賞の馬券考察をさせていただきたいと思います。
歴代のレースで一番好きなのがドゥラメンテの皐月賞であることや好きなお馬さんであるエフフォーリアが快勝して惚れ込んだ個人的には思い出深いレースです。
関係ない話はこれくらいにして、いつも通り能力比較を始めようと思いましたが今回から展開、隊列予想から能力比較の話の方が内容が入ってくるかなと思いそちらからやっていこうと思います。
隊列は以下の通り。
グラニットがぶっ飛ばすところまでは分かるのですが、大切なのは2番手で実質逃げをするお馬さん。
タッチウッドが無理やりそこを取るのか。ホウオウビスケッツが前走の再現を狙うのか。多分この二択であるが、トップナイフとファントムシーフなどの先行馬が取る位置が気になるところだ。
トップナイフは前走少し抑えて走ってうまくいかなかったことから出たなりにポジションを取りに行く可能性もある。
ファントムシーフやフリームファクシ、タスティエーラは恐らくホウオウビスケッツまたはトップナイフのすぐ後ろを取るイメージだろう。実際にこの位置なら最後に外に出すことも楽そう。
緑帽子より外の枠はそこそこ差し自慢が集まった印象。馬場は例年通りなら向いてくるはずなのでどこまで追い込めるか。
この関係を頭に入れつつ能力比較を始めていこう。
各馬考察
1番 ソールオリエンス
よりにもよってこの枠に入ってしまったか。
京成杯ではド派手な勝ち方をしたが相手関係が弱かったり、時計もそこまで。
またスロー、小頭数の競馬しか経験したことがないし、あの張り出し方だが、新馬戦のときも少し内にもたれるようになっていたので左へ行ってしまう癖があるかもしれない。
ここまでネガキャンをたくさんしたが、勝ち方が勝ち方なのでこのお馬さんの取捨ポイントは一つでいいと思う。
それはオッズだ。
オッズがつけばドゥラメンテ、オッズが付かなければ普通の京成杯馬。
勝ち筋もドゥラメンテと同じような競馬をすることだろう。
未知が多すぎて分からないが今の私にはここまでしか言えない。
2番 ワンダイレクト
若駒ステークスやディープ記念で完全に力負けしてしまっているのが印象に悪い。
流石に買えないかな。
3番 グリューネグリーン
京都2歳ステークスでトップナイフに勝っているが、その時はトップナイフは明らかな不利を受けていた。
レベルが高くなったホープフルステークスや弥生賞で負けているところを見ると厳しいか。
4番 ショウナンバシット
すみれステークスでシャザーンに差し切られているのが印象に悪い。
大幅なメンバー強化について行けるとは思いにくい。
5番 フリームファクシ
きさらぎ賞馬。
オープンファイアはそこそこ強いので評価できるが、新馬戦でホープフルステークス5着のミッキーカプチーノに力負けしたのが印象に悪い。
ミッキーカプチーノ自体は強いがここで勝てないと皐月賞馬になれるか怪しい。
ただ折り合いを欠くタイプなので前に壁ができそうなのは良いのと、内有利のバイアスなら好走できてもおかしくない最低限の実力はあると思う。
6番 ウインオーディン
キタウイングに負けている時点でね…。
共同通信杯も1~4着馬とは少し力量差がある印象。厳しいか。
7番 ファントムシーフ
共同通信杯の勝ち馬。ここで4着のタスティエーラをしっかりと倒したところは評価をしたい。
器用に立ち回れるところや、共同通信杯でも折り合いを欠いたタッチウッドをやり過ごして自分の競馬ができたのはプラス評価。
ホープフルステークス4着であるが、スタートが微妙だったり、詰まったりしながらの4着で度外視は可能。
内がいい馬場なら最有力候補であるが、少しの不利でコロッと負けるのはホープフルステークスで証明済みってことは頭に入れたい。
また速いペースの追走が未経験なのは気になるところ。
8番 トップナイフ
ホープフルステークス2着はなだれ込んで勝ち。
弥生賞は内を上手く立ち回っての2着。最後少し詰まってしまったのがもったいなかった。
めちゃくちゃは強くないが、上手に先行できるだけでこのメンバーでは大きな長所。
先述した2番手ポジションを取ることができればワンチャンか…?
グラニットを早めに捕まえに行ってそのまま押し切りを狙いたい。
9番 ホウオウビスケッツ
前走スプリングステークス組はあまりパッとしないイメージだが、グラニットが作った激流に乗りつつ最後2着に残したのは素直に強い。
東京でのフリージア賞も勝っていてスピード質が問われる展開でも結果を残してきたのもいい。
後はトップナイフ、タッチウッドとのポジション争いに勝ち切れば…。
当然であるが内前有利の馬場はあるに越したことはない。
10番 ラスハンメル
本当に強かったら若葉ステークスでショウナンバシットに差されることはないはず。
ここでは厳しいでしょう。
11番 シャザーン
気になる穴馬な方は多いのではないか。
すみれステークスでショウナンバシットを差し切ったときの加速力がえげつない。
小頭数のレースしか経験していないがあまり人気することもないので外差しの馬場なら抑えるのもありか。
12番 ダノンタッチダウン
こちらも路線が違うとは言えG1、2着馬。
脚質の都合上勝ちきれないことが続いているが、マイル質の追走ができることから一定の評価はしたい。
ただ勝ち馬のドルチェモアや3着のレイべリングがNZTや共同通信杯であんまりなところを見ると本命にできるかと言われると少し怖いところ。
13番 グラニット
ラジオNIKKEI賞っていうレースがあるんだけど出ないかい?
冗談はここまでにして、やることは一つ、ぶっ飛ばすことだけなので残るか、残らないか。それだけを考えればいい。
スタートセンスは良く、作戦は遂行できそうなので後はやるだけやってもらえれば。まあ垂れると思うが。
14番 タスティエーラ
新馬戦の内容がとにかく強い。
長くいい脚を使えるので、今回の展開はかなり向きそう。
また弥生賞で外を回す展開でトップナイフをしっかりと倒したのは評価に値する。
しかし共同通信杯の内容を見ると少しファントムシーフとは差がありそう。
また先行をするお馬さんであるが、行き足が言うほど付かないお馬さんなので後手を踏む恐れはある。
ただ枠の差を活かすことができれば勝てる可能性は普通にあるので狙っていきたい一頭。
15番 べラジオオペラ
スプリングステークス組のホウオウビスケッツを褒めていたが、それなら勝ち馬のこのお馬さんはかなり高い評価をあげなければいけないだろう。
ホウオウビスケッツを普通に差し切ったのは素直に評価しなければならない。
そこそこのコーナリング性能と重い展開を勝ち切ったのは大きい。
またここまでまだ負けておらず、底を見せていない。
後はファントムシーフやタスティエーラとどっちが強いかだけ。
全く通用しない可能性もあるが。
16番 タッチウッド
共同通信杯では出遅れから折り合いを欠くめちゃくちゃな競馬であったが、2着まで残せたのは評価したい。
ただそんなに全体的にはスローかつ、最後の3ハロンも11.3-11.3-11.5と軽いレース質。
素直にファントムシーフの方が上か。
後は外枠を引いてしまったのが痛い、2番手のポジションが取れなければ折り合いが付かないこのお馬さんが前に壁を作れない単なる先行で勝つとは思えない。
なかなか厳しそうだが、2番手が取ることができれば最高級の逃げをしてくれる鞍上。10秒あればこのお馬さんの命運は決まりそう。
17番 メタルスピード
高評価スプリングステークス組であるが、このお馬さんはロスなく乗れたからというところはある。
直線であまり伸びない場所を選んでいたがべラジオオペラに勝てたかどうかは怪しい。
ホウオウビスケッツぐらいの評価はできるが、外を引いた分少しマイナスしてしまうのは仕方ない。
18番 マイネルラウレア
若駒ステークスでワンダイレクトを差し切った脚は本当におかしい、ヤバい。
大外に入ったことでやることは一つ。爆速の末脚で突っ込んでくるだけ。
冷静に考えるとワンダイレクト差し切っただけなのも事実なので穴馬枠で枠があれば。
総評
この能力比較で有力と考えたファントムシーフやべラジオオペラであるがそれぞれ未経験なことやそもそもの実力が足りるかどうかがしっかりと分かり切っていない部分が多い。
またソールオリエンスやタスティエーラやフリームファクシも重賞を勝ち切っているがそれぞれ分かりやすい弱点が存在する。
馬場、展開一つで簡単にひっくり返ってしまうことが多いと考えるのが妥当か。
(先週のリバティアイランドがどんだけわかりやすく強かったことか…)
馬券考察
いつも通り前残りと外差しの展開についても記載するが、もう一つ更に追加したいと思う。
1.前残りの場合
まずは素直に力があるファントムシーフを評価したいところ。
次に器用に先行して押し切りを狙えるトップナイフやホウオウビスケッツも気になるところ。
フリームファクシは先述したように前に壁を作ってロスなく競馬できれば。
2.外差しの場合
こちらはべラジオオペラから入ることになりそう。
これにタスティエーラやダノンタッチダウン、更に穴馬勢が迫ってくる。
ソールオリエンスは大外を回して間に合うか?
3.外差しの場合(例外)
これを考えなければならないのが今回の皐月賞。
先週から馬場がややフラットな状態であり、更に土曜日には雨が降るらしい。
一気に外差しに振れてしまう…ことはジョッキーも分かっている。
そこで全馬が外々を回し、そこを内のお馬さんが馬場の真ん中あたりまたは内を回ることによってコースロスを抑えた分押し切ってしまう。
そう皆さん大好きゴルシワープを決めてしまうお馬さんが出てくるかもしれない。
これに当てはまりそうなのは枠で絶望していたソールオリエンスが急に浮上してくる。
ドゥラメンテになることが勝ち筋と書いたがゴールドシップになるのも勝ち筋として出てきた。
まあいずれにせよ馬場を良くチェックする必要があるだろう。(日曜日外出予定なので、馬場を確認できずまたケンしましたって記事を書きそう…)
またこの場合は前残りの展開で出番がありそうなお馬さんたちが上手く抜け出してくるかもしれない。
お暇な方はキーンランドカップや小倉大賞典で上手に抜け出した上位馬の競馬を見てみるのもいいかもしれない。
次回の記事ですが、皐月賞の回顧ができればと思います。
その記事が上がったらようやっとると思ってください。
それでは皆さんグッドラックを。